2022/02/09 00:25
画像は、花の色を濃み(だみ)して、次は葉っぱに行く所です。
黒の素描は、敢えて薄めにし
色を付けた時に柔らかくなるようにしています。
作業は、色のバランスを考えながら
葉っぱには、何色物絵の具を使います。
また、ワレモコウは、茶色は夏から秋へ
燕脂は冬から春になど
季節がバラバラな花散らし絵は、
小さな工夫で、春めく前とかを表しています。
今日は、TV番組で、有田の深川製磁さんが紹介されていました。
古くからの窯元も、今はオーナー様が
変わりましたが
焼き物に付いては昔ながらの製作方法のまま
続けられている事がわかりました。
有田焼は職人の分業制で成り立っています。
そこを隠す所もありますが
ちゃんと伝えるのが、伝統と思いので
楽しめました。
わたしは、もう一つ先の分業赤絵部門です。
呉須の染付けは、素描は出来ますが
濃みは、難しく
量産し、同じ色合いの呉須の色を出すのは
熟練の腕と感が必要です。
さて、明日の窯上げは何時になるかなぁ?
しのえ工房